扉がある


その先には君が待ち望んでいる未来がある


ただ扉を開くだけで手に入る未来なのに


君はずいぶん躊躇している


自分の処遇とか人の目とか


何にもならないものを怖がって


君は目の前の扉にずっと立ち尽くしていた


たいていの人は自分から離れて行く


そして死ぬ間際に


あの時なぜあの扉を開けなかったのか


後悔する


その先の未来を君は見てみたいだろう


僕は扉を開けた


その眩しい光に


人生が開けたと感じたんだ