全部クレジットで
大好きな君とのデート
この季節
桜の木の下で手作りのお弁当も良いし
おしゃれなカフェで君の好きな
ナポリタンを食べても良い
夜は夜景の綺麗なホテルを取っているよ
泊まりだから好きなだけお酒を飲んで
君の笑顔
君からのありがとう
僕の気持ち
キラキラと光るネオンを見ながら
僕はポケットからそっと指輪を取り出す
恥ずかしがり屋の君をわざと
注目の的にして
だけど僕はそれどころじゃない
緊張しながら言った
結婚してください
そして君は僕と一緒に
これからも歩んでいくことを涙ながらに伝えてくれた
どんなやすいメロドラマでも
物語は最後までハッピーエンドかわからない
お支払いは全部クレジットで
君との時間を一瞬たりとも逃さない