拒絶

仕事ボイコットしてます


もう行くことはないだろう


あなた何歳なの?


行きゃなきゃダメ


自分と戦わなくてわとか


散々あなたに騙されたよ


常に相手のせいにして


過去を使って


私を貶める


だけどそんな誘いには乗らない


みんなが待ってるとか嘘ぶいて


ただ会社を円滑に回したいだけ


私がいない方が良いって言ってたあいつ


良かったね


これから仲良しこよしで作業できるね


夜を走る

夜を走る車の中はまるで映画館のようだ


上映している映画は


場面がコロコロと変わり


主人公は見ている自分だったりする


ロクでもない映画も


スクリーンに映ると


なんだか超大作みたいだなと


自分の人生を反芻してみる


信号で停止すると


ハイビームに照らされた


灰色の道路が


エンドロールにはまだ早いと


ごねているみたいで


私は


自分の物語を進めなきゃなと


とあるところで車から降りた


透き通った空気を吸い込み


生きていることを実感する


遠くの方で朝焼けが


いま産まれた赤ん坊のように


私たちを目覚めさせるんだ


色の違う靴下

朝の真っ暗闇の中


手に取った靴下は色が違ってた


恥ずかしいから誰かに見られたくなかったけど


靴下の色が違ったって


誰が困ると言うの?


なんで社会はみんなに同じ方向を向かせようとするの?


みんなミュージシャン目指したって良いじゃん


夢を追える幸せを感じないまま


歳をとるのは嫌だ


色の違う靴下は


社会へのちょっぴりした対抗


これからは靴下どころで済まないんだから


脱出劇

職場を辞めるの早く宣言したいし


次の行き先に私来ます!と早く伝えて許可もらいたい


私はもう決めたのだ


正社員なんて形だけの肩書き捨てて


家賃などなど死なない程度にバイトして


絵描いて文字打って


個展を開くのだ


そしてアラウンドザ・ワールドするのだ


今までおとなしく生きてきたけど


もう自分らしく生きる


だけど


今まで以上に侮辱される気はしないし


もっと仲間が増えると思うんだ


だから応援してね




ちっぽけな可能性

ちっぽけな可能性を抱いて

 

明日を突き進もう

 

もっと楽しい世界を創造する

 

満面の笑顔

 

誰もが幸せになる国

 

行き交う人々が

 

心から嬉しいと飛び跳ねるくらいに

 

キラキラの未来を描く

遠くの方へ

遠くの方へ


意識を飛ばす


夏草の匂い


揺れる陽炎


遠くの方にあなたがいるのが見える


近くに行って


あなたに会いたいんだけど


なぜか


それ以上進めない


再び現実に戻る


公園の駐車場


後どれくらい時間が進んだら


家路につこうかと


悪いこともしてないのに


冷や冷やしてる


遠くにいるあなたは


いつも幸せそうだから


私も切にそうなりたくて


早く迎えに来てよって


あなたにいつも言ってるのに


返事は返ってこない


待つのはもう嫌なの