美しさを持って

君の心が表情に現れている

 

占いに未来なんて分からない

 

ネットで検索してもここからの脱却方法はわからない

 

いじめられてもいじめられた奴が悪い

 

遠慮も何も知らない着飾った集団が

 

噛んでたガムを道に吐き捨てて

 

そのまま何食わぬ顔で帰ったって

 

可愛いから何しても良いのさ

 

美しく取り繕っている奴が一番偉いのさ

 

役職や見た目で順位をつけられて

 

最下層は日の目も浴びない世界をうろつく

 

そうして小金だけしか稼げない奴らがハイエナのようにうろつく

 

そして奇跡が起こって牽制逆転した時に

 

私たちは知るのさ

 

上も下もない本当の世界を

 

見下し見比べることしかできない奴らは

 

どんなに着飾っても幸せにはなれない

 

だから苦しい時でも美しさを持って

 

弱い人間こそ強い

 

生きている限り想像し得ない感動が待っているはずだ

小さい世界

この世で起こる道理にただ従うだけの大人たち

 

多分自分の子供が国家命令で親から引き離されることになっても

 

何もできないから最後には従うんだろう

 

そうやって大事なものを失っていく

 

世界がいつ滅亡しても良いと希望をなくした人々が

 

生きている意味を見出せずに生きたまま腐っていく

 

学校 職場 恋人 友人 家族

 

そのどれにも所属しない人間

 

人が弱っている時により唇裂な言葉を使うことで

 

自分を正当化している

 

一番弱い部類の人々に

 

いつか赤いバラの銃弾が毒を持って

 

彼らに突き刺さる

 

世界は不平等だからと

 

目を瞑れと銃弾が鳴り響く

 

そして悪を成敗したという自分の狂気さに

 

平和なんでどこにもないと知るのさ

 

 

 

焼き鳥

焼き鳥といい炭火で焼く系は匂いに誘われてしまう

 

きっとハンターの頃の遺伝子が騒ぎ出すからか

 

テレビ越しにたくさんの美味しそうな料理

 

だけど不思議なことにそれを一人で平らげたとして

 

美味しいと感じても幸せな気分は何処へやら

 

きっと一緒に食べる誰かが

 

最高のスパイスを効かせてくれないと

 

一流の料理はただの料理に収まってしまうんだろう

 

だから今日君と食べる焼き鳥を

 

僕は大事に持って帰るよ

 

テレパシー

きっと君と僕はテレパシーで通じているのさ

 

よどみのない宇宙で語り合う

 

アイラブユーは夫や妻に向けるものだけじゃなくて

 

照れくさくても愛しい誰かに伝えれば良いのさ

 

孤独は闇を作る

 

朝も昼も夜みたいに真っ暗になってさ

 

もし君がそんな風にしか考えられなくなってしまったら

 

僕は懐中電灯みたいな細い光で君にテレパシーを送る

 

光は闇がないと輝けないけど

 

君が闇だけになる必要はないんだよ

 

誰かの幸せに誰かの不幸があるんじゃなくて

 

みんなが幸せになれるんだよ

 

そう言いながら僕がもし闇に襲われそうになったら

 

君のアイラブユーで救ってほしいな

 

優しさ

優しさが凍えた体にじんわりと沁みてくる

 

よく知らない人間を家に招き入れてくれたり

 

人生相談にのってもらったり

 

諦めなければ夢が終わることもないし

 

きっと見続けながら死んでいく人もいるだろう

 

どんなに華やかな世界にいても

 

その人が幸せだなんて分からない

 

だからたいそう立派な人にならなくても

 

周りの人を少しでも幸せにできる人であれば

 

もとから贅沢なんていらないし

 

それこそが行きている証なのかも知れない

 

長い一週間

周りとの接続を排除して

 

凍てつく風を背中に浴び

 

引き返せない道のりを悔やみながら

 

ただ前を向いて歩くしかない

 

芸術家はいつだって自分の世界を持たなければ

 

息をすることもできない

 

簡単にあろうとも難しくあることもよくない

 

どこかにうっすらと膜のような光が出てるのを

 

いつになれば発見できるのか

 

 

写真

過去の写真を振り返っていた

 

ありありと思い出される記憶の数々

 

辛かったなと思いながら

 

その時その時の優しさが沁みてくる

 

きっと元に戻ったって

 

欲しいものは手に入らないだろう

 

過去に戻りたいことはないけれど

 

進む未来が安泰だと知れたなら

 

もっと軽やかに生きられそうだ

 

そして私は昔の私と別れを告げる