孤独

孤独とは駆け引きだ


自分は孤独じゃないと思いながら


やっぱり孤独だったんだと気づく


だけど孤独だからと言って


不幸なわけではないことを知る


孤独はオリジナルティー


誰も食べないこの不気味さは


キラリと光る原石にもなりうる


この甘いのか辛いのかわからない代物を


自分の中で噛み砕いで料理する


孤独を捨てて新しい食材を探しに行っても


もっと姿形の悪い歪なものしか手に入らない


だから


私はこの孤独を


両手ですくい取っては


お日様に当てて


癒していく


ある時


宇宙と繋がるときがきて


孤独は銀河へ帰っていく