決別
そんな小さく生きなくとも
世界はとてつもなく広い
そもそも最初からここは君の庭ではないし
自分の庭で何遊んでるんだと威張るんだったら
そんなところくれてやる
何に意地を張っているのか
少年はいつもイライラしている
だから自分よりも弱い人間をいたぶって
快楽を得ている
なんて醜い生き物なんだろう
どんな人とでも関わりあって助け合って生きていくことに
幸せを感じられないなんてかわいそうだ
少年よ
私は君が思うよりはるかに広い世界を知っている
君が将軍のように仲間を引き連れて
牛耳ろうとしている小さな世界で
自分は誰よりも優れていると誇示して
好きなだけ偉ぶれば良いじゃないか
私は君のことなんて思い出すことなく
みんなと手を取り合って幸せに暮らしていくよ