死
死というものは
身近にあってないものだ
明日も明後日ものうのうと私は生きる
大病もせず
100円のパンに喜んだと思ったら
周りのくだらない悪口に辟易し
才能で食っている人々が心底羨ましくて
明日はスターになれるかも
なんて夢見ながら寝床に入る
コンビニのおにぎりに入った毒のような薬
まがい物の美人より
不恰好な優しさが良い
世の中捨てたもんじゃないよと
誰かが言えば
どこからか銃声が鳴り響くかもしれない
それは地球が新しい星になる合図で
その星の核にいるのは
モラルのない世界に
死んでいく苦労人なのかもしれない