別れた後

記憶の中から君を掘り出して


僕は一層脚色をした


君の声色一つとっても


歌声を聴くだけで僕は眠りに落ちてしまう


でもそれは全部


僕が創作したおとぎ話だったみたいだ


君はいずれ結婚する


僕が住みたかった楽園に


僕よりもできた男と一緒に


死ぬまで暮らすのだろう


僕はどうだろう


君以上の君を見つけて


今度は幻想なんかで終わらせたくなあ