手には見えない拳銃

手に見えない拳銃を持っている

 

全く話を聞こうともしなかったあいつに振りかざす

 

見えない拳銃は引き金を引くと

 

赤色の炎で

 

あいつの体を飲み込もうとする

 

ただあいつは素知らぬ顔してあしらう

 

この拳銃はまだまだ性能が追いついてないみたいだ

 

見えない拳銃を河川敷でも捨てて

 

もう人を傷つけたくないと思ったこともあったが

 

そいつは気付いたら手元にあるんだ