星
世界が一つだと寂しい
銀河の中でひとりぼっちのお星様
周りの惑星はたくさんの生き物を抱えていて賑やかそうだ
地球には絶対なりたくないけど
僕だって誰かに住んでほしい
そう願っていると
あるとき一人の可愛らしい子どもがやって来た
宇宙の中で移動できるなんて
とても位の高い人なんだろうと思ったけど
僕は勇気を出して話しかけた
子どもだからちょっと優しげに
そしたらその子は幸せそうにほころんで
僕の中にそっと言葉を残した
あなたがいるだけで他の惑星に住む人々が
たとえ手に届かなくても
その輝きに勇気をもらっていることを知ってほしいと
僕は宇宙に一人だと思っていたけど
そんなことはなかったんだね
僕はいつもより輝きを増して
今夜は君の目に映ったかもしれない