遠くの方へ

遠くの方へ


意識を飛ばす


夏草の匂い


揺れる陽炎


遠くの方にあなたがいるのが見える


近くに行って


あなたに会いたいんだけど


なぜか


それ以上進めない


再び現実に戻る


公園の駐車場


後どれくらい時間が進んだら


家路につこうかと


悪いこともしてないのに


冷や冷やしてる


遠くにいるあなたは


いつも幸せそうだから


私も切にそうなりたくて


早く迎えに来てよって


あなたにいつも言ってるのに


返事は返ってこない


待つのはもう嫌なの