りーふりーふのふりーふりーぶろぐ

じゆうじんによるじゆうをもとめるたび

遠い記憶の中で

遠い記憶の中で君を探す


記憶の中の君は


いつまでもはつらつとしていて


私が見つめ返すたびに


ありったけの笑顔をくれる


そして


庭に植えた花たちを


まるで我が子のように


愛おしく見つめている


良い人は長生きしないと君が言ったように


君の命は急に終わりを告げた


庭の花は私の悲しみを癒すこともなく次第に枯れていき


涙も全部出し切って憔悴していた私に


記憶の君はいつまでも笑顔を送り続ける


優しいだけでは生きていけないの?


と君が突然聞いてきたとき


お人好しで何度も苦い経験をしてきた私は


初めて存在を認められたような気がした


春は君がいなくなってしまった季節で


時とともに心の痛みも減ってはきたけれど


君のようにうまくできない庭仕事も


君が隣にいない散歩道も


いつまでも君の帰りを待っている


老いてしまった愛犬と僕も


ぽかんと空いてしまった空白に


少しでも色を足しつけられるように


凍える冬の間に


せっせと花を植える


そして


春には必ず君を目覚めさせてくれる