小さい世界
この世で起こる道理にただ従うだけの大人たち
多分自分の子供が国家命令で親から引き離されることになっても
何もできないから最後には従うんだろう
そうやって大事なものを失っていく
世界がいつ滅亡しても良いと希望をなくした人々が
生きている意味を見出せずに生きたまま腐っていく
学校 職場 恋人 友人 家族
そのどれにも所属しない人間
人が弱っている時により唇裂な言葉を使うことで
自分を正当化している
一番弱い部類の人々に
いつか赤いバラの銃弾が毒を持って
彼らに突き刺さる
世界は不平等だからと
目を瞑れと銃弾が鳴り響く
そして悪を成敗したという自分の狂気さに
平和なんでどこにもないと知るのさ