日々鬼鬼

鬼鬼が日々の中にいる


イライラから始まり


やがて怒りが


フツフツと煮えたぎって


顔は真っ赤に


眉間に大きなしわができて


ツノもニョキッと生えてくる


ああでも


完全に鬼になる前に


大概は


自制できるんだけど


でも日本人はもっと鬼になっても良いんじゃない


ぶつかり合ってなんぼな時もある


日々鬼鬼は


私たちの感情を豊かにしてくれるけど


たまにはお休みして良いんだよ


悩んでいても仕方がない

悩むより行動


人に期待するより


自分が変わった方が早い


偉そうなおじさんも


愛嬌だけのお姉さんも


反面教師でいれば良い


懐かしい記憶の中に


あなたの温もりを感じた時


同じ人間なのにどうして


こんなにも違うのかと恐ろしくなる


いつかあなたとたわいもない会話をした時


もっと自分をカッコよく見せたいだとか


そんなことはどうでも良いなと思えた






ヘリコプター

ドドドド 

 

行方不明者を捜索中

 

社会には

 

心を失った人が続出

 

いろんな意味でみんな

 

大人を忘れようぜ

 

ナイフで人を切りつけて

 

そいつが極悪人なら

 

お前は正義のヒーロー

 

政治家が極道なら

 

一般ピーポーだって何やっても構わないよな

 

あいつは自分の罪をもみ消したのは事実

 

人生は山あり谷ありだから

 

苦しみの次には

 

眩しい光が待っている

 

君はそのことだけ考えていれば良い

 

 

愛すべきあなた

あなたは知らないけど


あなたはたくさんの人から愛されています


変な洗脳CDをイヤホンから垂れ流さなくても


あなたは十分愛されているのです


あなたは自分が変わっていて


万人受けするタイプでないと思っていますが


みんなに良い顔してる人が


必ずしも善人な訳ありません


口下手でも一生懸命生きているあなたの方が


人の心を動かすことができるのです


あなたはこの世界の果ての果てに


自分と全く違うのに


魂の片割れとなる人を見つけます


これからの人生の大半をその人と歩むのです


そして愛すべきあなたはまた


この世に愛すべきあなたを誕生させるでしょう






生命

五感で動くと


直感が冴えてくる


何となく嫌な予感がするとき


本能を感じる


社会が作ったモラルとかルールとか


そんなことを言う前に


人はもっとたくましく生きれるのだ


感情がごみごみとしている中で


解決など到底できない


明日を憂えなくても


今日生きられたから御の字


花や緑や大地に感謝して


生命の鼓動を忘れずに







万人受けせずともせかいはも

万人受けせずとも


君は君で素晴らしい


誰からも認められようとせずとも


輝いている君がいる


さあ一体誰に認められたら


一等賞だっていうんだけど


偉そうなプロデューサーだって


人を推し量る能力がある訳じゃない


一般人なんてカテゴリーは元から存在しないんだ


一人一人が本来の輝きを


取り戻すことができたなら


もっと楽しい世界が作れるのにな

 



例えば

例えば君がこの世の王様だとして


君は一生働かなくても暮らしていけるだろう


君の前にはいつも十分すぎるほど


ものが用意されている


誰もが羨む豪邸も


一流シェフが作る食事も


美人で控えめな奥さんも


なんの努力しなくても手に入る


君は生まれてから


人より偉いというだけで


そのありがたさに気づかないまま生きてきたが


ある日


自分のペットよりもはるかに


貧相な格好をしていて


道を裸足で歩いている子どもが


楽しそうに笑っているのを目の当たりにして


君は幸せの意味にやっと気づくのだろう